ずいぶん久しぶりの投稿になりました、杉本梁江堂です。
本の修理・検品について、書いている方が多かったので、私も少々書いてみます。
私は、古本屋の家で育ち、父親が自宅の居間の「父親席」で、いつも和本の修理をしている姿を常に見ておりました。
ピンセットで和本の「ももけた」(表面に浮いているツブツブ。我が家ではそう呼んでいました)箇所を取ったり、アイロンを当てたり、糸綴じをしたり・・・。ずいぶん地味な作業です。
その横で私はごろごろしながらテレビを見ていました。
結婚後私が家を出て、たまに実家に帰っても「父親席」には、和本修理道具が几帳面に並べられています。たぶん今でもやっているのでしょう。
私が学校を卒業後、古本屋をやると決めたとき、最初に父親・兄から教わったのはやはり、和本の糸綴じ・落丁繰り・硫酸紙かけでした。
特に糸綴じは、大量の習字本を3日間にわたって修理させられました。
そのおかげで、今では糸綴じは大の得意になっています。
本の修理は面倒な作業も多いですが、本がきれいになるとやはりうれしいものです。
久しぶりの投稿で、自分の文章があまりにも拙いのにびっくりした杉本梁江堂でした。