「萬巻25号」へ向けて

 『天神さんの古本まつり』にあわせて合同古書目録「萬巻25号」を発行します。
原稿のしめきりが8月中旬なんですが、いつも直前になって焦りまくるので、今回は何とか早く進めたいもんです。とは言っても、直前に良いモノが入荷したりすると、差し替えたりするんですけどね。いい目録にしたいですね。


『萬巻24号』反響~「宇論堂便り」について

モズブックスです。

諸星大二郎先生のコアなファンの方からも、御感想をいただきました。紙魚子の後ろの書棚を見ていると、いろいろなエピソードが立ち上がってきて懐かしい、と。

萬巻24号巻頭「宇論堂便り」で諸星先生が書かれておりますように、紙魚子の後ろの書棚には、過去の作品に登場した架空の古書が並んでいます。

たとえば紙魚子のすぐ左に「古墳の呪的文様」というタイトルが見えます。これは「妖怪ハンター」の第一話で、主人公・稗田礼二郎の著書として、最初に紹介される本です。この本を読んだ九州F県の少年が、郷土史家の父の変死を解明するため、稗田礼二郎に調査依頼の手紙を出します。ここを始点として「妖怪ハンター」の物語は動き出すのでした。

このように、紙魚子の後ろの書棚には、広大な諸星ワールドが広がっています。「宇論堂便り」を見て、思わずニヤっとしてしまう瞬間には、諸星作品を読みたくて堪らなくなってしまうのです。

妖怪ハンター


久しぶりの投稿になります

モズブックスです。

銀鈴舎さん、厚生さんも書かれている通り、萬巻24号、とても充実した内容の目録です。昨日、発送準備を済ませ、今日、発送業者に引渡したとのことですので、もうまもなくお手元に届くのではないかと思います。

夕方、早くも電話でご注文をいただきましたので、まだ発送していないのにと驚いておりましたが、待ちきれずに駅前第3ビルの汎書店さんまで足をお運びになって、目録をお買い上げいただいたという熱心なお客様でした。

抽選日は10月5日ですので、ごゆっくりとご覧いただいて商品をお選びいただけたらと思います。何卒よろしくお願いいたします。