こんばんは。モズブックスです。
杉本梁江堂さんが前の投稿で書いておられる和本の「飛び丁」、古典籍をさわるようになって日が浅い私も、当然のこと、最初は???、まったく意味不明でした。いろいろ勉強していくうちに、出版書肆がページを多く見せかけるために、(つまり商売上の理由で)、わざと落丁をつくりだして「十五より二十五」とすることがあったと知りました。後刷のときにコストを抑えるため、挿絵ページをなくした結果、ノンブルが飛ぶこともあったようです(版木を売買している間に紛失したケースもあるとか…)。そういう場合は、初刷がどういう状態なのか知っていなければ、落丁かどうか判断がつかないことにもなるので、和本の世界の奥深さを否が応でも知らされてしまいます。
ちなみに杉本梁江堂さんの落丁繰りのやり方は非常に格好良いです。じっと見てても、容易には技を盗めません…。即売会の時に奥でやっておられるときもありますので、見つけたら観察してみてください。次代に継承すべき古本屋の職人技です。