『萬巻』発行

合同古書目録『萬巻』発行に関連して、にわかに盛り上がってきた、この「大阪古書研ブログ」。

わが梁山泊大阪店も、先日店内プチリニューアルを終え、萬巻掲載品も一部店内に展示しております。

今日も会員の梁江堂さん(9/11投稿の記事の画像の右の人)がご来店下さり、リニューアル後いちばんのリアクションをしてくださいました。

「これなかなかええやん」

「でしょ~」

・・・

結局反応は同業者だけかい!

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まあそれはさておき、合同古書目録『萬巻』、手前味噌ではありますが、悪くない仕上がりだと自負しております。

厚生書店さんが書いておられるとおり、デザイナーの岩本さんによるところは大変大きいです。

彼女がいなければこの目録はなかったし、そしてこの目録があったから未来もあります。

big up!!

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今回の合同古書目録『萬巻』について、
”カラーページ主体の目録”
ということに対して否定的な意見もある様です。
(カラーページという”方法”だけで、”ビジュアル系”と捉えられることがある様です。)

しかし、個人的には「どう売るか」ではなく「何を売るか」だと思っています。

自分の様な若輩が言うべきことでは無いのかもしれませんが、
我々は良くも悪くも中間業者です。

クリエイターでもなければコレクターでもない。

良い物を作ることも出来なければ、手元に置いておくことも許されない商売です。

そんな中で、できる限り良い物を載せよう、という前提で今回の目録作成はスタートしました。

そして、今回の目録は、個人的に「うれしい出来上がり」でした。

(身内のひいき目もあるかもしれませんし、色目など納得できない部分もあるにはありますが)

国宝や重文などはまったく載っていませんが、各店「好きな」物を載せていると思います。

我々は確かにクリエイターでもコレクターでも無い、右から左に受け流す中間業者です。
でも、だからといって商品を好きになってはいけないわけではありません。

ぼくたちが一度「好きに」なった物を、ぜひ目にとめてみて下さい。

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暑苦しい投稿、失礼しました。
とりあえず買って頂ければ万々歳ですよ(本音)。


古書研のエースたち

先日、大阪古書組合の1Fにて。  
写真
 写真からも伝わる様に、真剣な雰囲気の中、大阪古書研の来し方行く末、業界の将来について、ひいては日本経済の動向まで熱く語りあい、さながら古書研臨時集会のおもむきでした。
 
  右から、
 ・パネル指名お断りのとよぞうさん
 ・視線ははずしつつ右手で主張するぞうぞうさん
 ・その右手を冷静に見つめるこうせいさん
(ちなみに象々さんが頭に巻いているのは今や入手困難な大阪古書研オリジナル手拭いです。)
 
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合同古書目録『萬巻』最新号は今月(9月)中旬発行予定。
完成次第、大阪組合より発送いたします。
*新規にご希望の方は大阪古書研究会会員の古書店までお知らせ下さい。


祝・ブログ立ち上げ

 

おお、知らぬ間に古書研ブログが・・・
というわけで(?)、
最近、例会を欠席がちで会員の皆さんからの陰口が心配な梁山泊(2代目)です。
モズさん、ブログ立ち上げお疲れさまです。ありがとうございました。
所用で外出が続き、数日ぶりに店に入ったらブログ完成をメールで知り、記念に投稿している次第です。
同じ会員として、お任せしっぱなしで大変恐縮です。申し訳ない。
 さて、モズブックスさん、厚生書店さんが先に書いておられる通り、次回萬巻は諸星大二郎さんに寄稿頂ける予定です。
個人的に氏の作品は愛読していたので、とても喜んでいます。
(宇論堂の様な古書店が実在すれば、客として行ってみたいです。)
せっかくなので、何か関連の商品を掲載できないか、と色々な市会などに足を運んでいるのですが、なかなか思う様にはいきません。
明日は東京の明治古典会特選市を覗きに行く予定です。
(幽霊の錦絵など色々出品されている様ですが、本当に「覗きに行く」だけになるかもしれません。)
ともあれ、会員一同、次回の萬巻も面白い物にしようと奮起しています。
これまで、萬巻を手にしたことが無いという方は、会員の店へ御連絡下さい。
完成次第、お送りいたします。
乞うご期待。
と言いつつ、未だ編集には手つかずの梁山泊でした。
乱筆乱文失礼しました。